まず金には、純度と言われる金の濃さ、つまり純度を表す数値があります。どんな人でも必ずどこかで聞いた事があると思います。K24、K22、K18、K14などの表記です。
これは24分率で表した金の純度の事で、K24という表記は金の含有率が純度99.99%以上という事で、俗にいう純金という事になります。他にもよく耳にするK18というものがありますが、これもそのまま18/24の金の含有率という事で18金と呼ばれています。
また表記の方法にも種類があり、24分の18なので75%の割合の金という事なります。表記には千分率で750と表示できます。つまり1000は純金です。K14などもありますが、同じように計算すると58.33%の割合で金が含まれているという事になります。
そして、表記部分の18の前のKですがこれは(カラット)という単位で純度の割合の数字の前についてきます。価値に関してはもちろん純金(K24)に近づくほど高価になり、硬度でいうと金以外の金属の配分が多くなるほど硬度も上がり硬くなります。
つまり純金は柔らかいという事です。細いものや、薄いものだと簡単に手で曲げたり、折ったりする事が可能です。金1gを伸ばすと約3000m伸びるといわれているほど延性に富んでいます。金属の中では非常に柔らかく、加工が容易に出来き、見た目も綺麗という事で古来より高貴な装飾品として使用されてきました。